こんにちは、なつ(@yurunatu)です。
お誘いいただき、投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019に行ってまいりました。
きんゆう女子。さんが関わっている投資関連イベント以外に初めて参加するので行く前はドキドキ…。
イベントが終わった後は投資に対する自分の核や思いがはっきりと見え、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
この記事では、ファンドオブザイヤーの結果を踏まえ、投資初心者がファンドを選ぶ時に参考にしてほしいポイントをまとめています。
Contents
業界も注目!投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year

ファンドオブザイヤーとは?
投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year(ファンドオブザイヤー)は、投資信託を行っているブロガーが「良い!」と思う投資信託に投票し、もっとも支持を集めたファンドを表彰しようというイベントです。
2007年から続いているイベントで今回で13回目と、結構歴史のあるイベント。
投票される方は、単純に「利益率が高い」といったものだけではなく、販売会社がそのファンドにかける思いなども加味している方も多いようです。
投票権があるのは、ブログを書いている個人投資家のみ。
「本当に投信をしている個人投資家か?」と実行委員の方たちが投票した人のブログを全てチェックするという途轍もなく大変な作業を経て発表されるものです。
ですので、何の忖度もないリアルな個人投資家目線の意見が反映されています。
そのため、販売会社からも注目度の高いイベントなのでしょう。
ファンドオブザイヤー2019結果
今回の順位は以下の通りです。
👑1位👑
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
三菱UFJ国際投信
2位
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
三菱UFJ国際投信
3位
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
三菱UFJ国際投信
4位
〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ外国株式インデックスファンド
ニッセイアセットマネジメント
5位
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
三菱UFJ国際投信
6位
楽天・全米株式インデックス・ファンド
楽天投信投資顧問
7位(同率2つ)
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
セゾン投信
グローバル3倍3分法ファンド(1年決済型)
日興アセットマネジメント
9位
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
ザ・バンガード・グループ・インク
10位
SBI・バンガード・S&P500 インデックス・ファンド
SBIアセットマネジメント
受賞コメント
1~3位、そして5位を受賞したeMAXIS Slimを運用している三菱UFJ国際投信、そして4位のニッセイアセットマネジメントの方々は口々に「投資家がいるからこそ」とおっしゃっていました。
eMAXIS Slimは受益者還元型報酬というのを採用しており、ファンドの資産額があればあるだけ信託報酬を引き下げるようにしています。
また、<購入・換金手数料なし>シリーズを運用しているニッセイアセットマネジメントも信託報酬を0.0999%(税別)に設定し、個人投資家が長期的に保有しやすいようにしてくださっています。
ニッセイアセットマネジメントの常務取締役上原氏から2月から0.0930%に引き下げるという大きな発表もありました。
運用開始から5回も引き下げてきたが、残高に合わせてまた引き下げると。
「しかしこれは、販売会社の協力も不可欠である」と明言されていたのが印象的でした。
また、先の台風被害やオーストラリアの森林火災にも触れ、CO2排出削減などの取り組みも行っていきたいとおっしゃっていて、ただファンドの運用だけではなく、そのファンドを通じてどのように社会に還元するのかも考えておられるのが素敵だなと感じました。
結果を受け初心者はファンドをどう選ぶ?

さて、この結果を受け、投資信託を始めようと思っている人は何を参考にしたらいいのでしょうか?
point①どこに投資しているか?
投資の基本として卵を一つのカゴにもるなという言葉があります。
投資信託の場合は、集めた資金を一つの会社の株に突っ込んでいるわけではないのであまり気にしなくてもいいような気もします。
ですが、日本国内だけの株式に投資しているファンドよりも全世界や先進国などといった複数の国の株式に投資しているものを選ぶと国内だけのものよりもリスク分散ができます。
更に、初心者には難しいポートフォリオも組み立てやすくなると思います。
point②保有するコスト
投資信託は、運用をお任せするために保有コストがかかります。
主なコストはコチラ
- 販売手数料(購入時)
- 信託報酬(保有時)
- 信託財産留保額(解約時)
普通のOLさんが投資を始める時は、つみたてNISAを利用して投資信託を買われる場合が多いと思います。
それはすなわち、長期的に運用するということになりますので、この3つのコストの内の②信託報酬をしっかりチェックしてほしいのです。
持っているだけでかかる費用ですので、なるべく安く抑えたいもの。
今回入賞したファンドは、信託報酬の低さという点では頑張ってくださっているファンドばかりです。
point③積み立てNISAの対象か?
上位10ファンドのうち、7位のグローバル3倍3分法ファンド(1年決済型)と9位のバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)以外のファンドは、つみたてNISAの対象ファンドですので、始めてみる時に挑戦しやすいファンドかもしれません。
point④理念
理念というと難しいと思いますが、会社が儲けを独り占めしようとしないというのも、投資する側の選択肢の一つに入れても良いと思います。
・投資家にどのくらい寄り添ってくれるのか?
・社会貢献活動の取り組みは?
などといった部分を見て選ぶのは、お金以外の部分で未来をより良くすることに繋がると感じます。
私が積み立て投資をしている内の一つのファンドは、信託報酬の1%を障がい者スポーツの応援サポートに充てています。
現在の職業や大学も福祉系のものですので、これは是非とも何か力になりたいなぁと、このファンドを選びました。
ニッセイアセットマネジメントの上原氏の言葉にも近いありましたが、自分の資産を増やしつつ、このように間接的とは言え社会貢献できるのは投資する一つのメリットだと思います。
まとめ
投資クラスタでも様々な投資スタイルがあります。
私の場合は、将来のためにお金を増やしたいけど今も楽しみたい。
ですので投資信託でマイペースに積み上げていくというスタイルを取っています。
今の生活や好きなものを極限まで我慢して投資に回して。
それで、将来の『豊かさ』を手に入れたいわけじゃない。
未来も大事。
でも同じくらい、今も大事。
だから私は、
等身大の投資=少額投資をしています。甘いもの食べながらお喋りする時間も心への投資。
ふふっ♡ pic.twitter.com/0PyGK1ZqV8
— なつ🌸少額投資OL (@yurunatu) January 18, 2020
このファンドオブザイヤーに参加してみて、その思いに一本芯が通ったような気がします。
これから投資を始めようと思った方は、ファンドオブザイヤーの結果を参考にしつつご自身の投資スタイルを探してみてくださいね。
今年は投票しよう!うん。
では。